ロックダウンを山奥のキャンピングカーで過ごした話。 vol.1 〜とにかく田舎に行こう編〜

by Monkurious
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「今日は書けるムードじゃない。書きたいことあり過ぎてどこから始めたら良いかわからない。暑くなって来て部屋の中に虫が来て集中できない。」、、、ほないつ書くねん!!!

と、最初の記事からほぼ更新していなかったあかんたれの私ですが、

長かったコロナウイルス(COVID-19)による外出禁止令も緩和され始め、”新しい通常生活/Nueva Nomalidad”が始められようとしている今、あらためてこのロックダウン期間を振り返ってみた。

で、やっぱりこの

スペイン山奥のキャンピングカーで過ごした、

面白過ぎた、今まで以上に充実した、深い学びのある日々。

を書き残しておくべきだ。と思ったので、

外出禁止令が発令された3月14日以降の山奥での話を書きたいと思います。

まずはVol.1。〜3月 とにかく田舎に行こう。編〜

3月15日 翌週から始まるハーブ農園での仕事を前に、新しい町でご機嫌にサイクリングしていたところ、警察に呼び止められる。「家に帰れ、STAY HOMEと。」昨日から外出禁止令が出ていたことを知る。。。それなりに心配していたけれど、まさかここまでとは。。

仕事の話も予定していた滞在先の受け入れの話も白紙になり、この状況でなんとか滞在先を見つけないといけないことに。

で、まず考えたこと。

「とにかく田舎へ行こう」

理由:ワーホリビザあと9ヶ月しかない。→私のワーホリ期間の目的なんだっけ?→有機農家を巡りながら土地土地の食文化とスペイン語を学ぶこと。今後の生き方のアイデアを集めること。→これ今の状況だと不可能なことかな?いや、冷静に考えてそんなことない。→畑のある田舎のお宅を探そう。

幸いにも、前の畑で知り合ったTarragonaの山の上に住む友人宅に居候させてもらえることになり、田舎での自粛生活が始まった。

山の上での暮らしは、大体以下の繰り返し。

・庭先の小さなのお世話

・山の中へ犬の散歩

料理

:自分の食べ物を自分でまかなうことができる。というのはこんなにも安心できることなのか。と気付く。どっしりと構えてられるというか。あ、全然生きれる、生きれる。みたいな。笑

散歩・自然:犬よりも野生のハーブや野花探しがメインに。笑 自然の中の小さな変化を感じたり、何一つとして同じものがない自然の世界をぼーっと観察して回るのは楽しいし、癒される。散歩に出かける度に忙しい頭の中を空っぽにできた。

料理:居候させてもらう代わりに何かできることはないか尋ねると。

昼ごはんを作って欲しい。と。 昼ごはん。。。

(日本)ランチはサクッとでいいけど晩ご飯はちゃんとしたものをゆっくり食べたい。

(スペイン)晩ご飯はサクッとでいいけどランチはちゃんとしたものをゆっくり食べたい。

そう、ちょっと頑張らないといけないやつ。

”料理あんまりできないし、人に作るとなるといつもうまく出来るかソワソワして楽しめたことないんやけど、、作らせていただきます!笑”と言うと、

「今日はまずくても、明日はおいしくできるかもしれないし、とにかくなんか作ってみて。喜んで食べるから。トライしなきゃうまくもならんでしょ?」と。

😭✨

*後にこの友人の「失敗してもいーからさ、やってみ。」によって、私は色んなスキルを身に付けることになる。

会社員時代、失敗するのが怖くて、”今は下手だけど伸ばせるかもしれないこと。”に挑戦しないままでいたことをぼんやり思い出しながら。

てなことで、

毎日ランチタイムの2時間前から準備を始めた。その日手元にある食材から挑戦してみたいメニューを考えて、調べて、毎日違うものを作った。とびきり美味しいのが出来る日もあったし、時間がかかり過ぎて自分にうんざりする日もあった。

でも毎日作ったら、なんか作って。と言われても苦じゃなくなっている自分に気づいた。(料理の写真はInstagramに載せてます:) )

そんな日々。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なぜ田舎に来たかったか。

Beautiful nature and less things to worry about.

ワーホリ期間の目的をちゃんと実行できる場所だから。というのはもちろんだけど、気を揉むことが圧倒的に少ないし、自然の中にいるとご機嫌でいられるから。

ロックダウン期間中、たくさんの方から「大丈夫!?大変でしょ!?」と連絡をもらったけれど、不思議な気持ちだった。

人に会いたくても会えない山の上での暮らしは、

食べるものはあるし、自然の中に散歩に行けるし、あとは自分のご機嫌の取り方さえ知っていれば、まぁ何不自由なく暮らせるので、特にパニックになること/”大変なこと”がない。から。

私と友人は、ロックダウンが長期化することがわかった時点で、必要以上にニュースやネット情報を見ることを早々に辞めた。

すると、何事もないように平和な毎日が流れるので、たまにニュースを見ると、コロナの状況が何か非現実なもののように感じられた。どうやら街では大変らしい。くらいの感覚だった。

日に日にいらないものが削ぎ落とされていく中で感じた・学んだのは:

:)できるだけ自分の食べ物は自分で作りたい

:)物事の「捉え方」って大事だなと。捉え方次第でパニックにも心穏やかにもなる。

:)自分にとってこれがあれば豊かに暮らせる、ご機嫌でいられる、というものを知っておくのって大事。

そんなこんなで3月を過ごし、4月に入ってもロックダウンは長引くことに。

申し訳ないけど、もう少し居させてもらえるよう頼むか。。と思っていた4月初旬のとある日。

「ここの物件を出ないといけなくなったから来週からキャラバン(=キャンピングカー)で生活するよ。良かったらあなたも来ても良いよ。ここからすぐの山の中だから街に出なくても良いし。」

・・・・!?!?

山の中のキャンピングカーで生活!?

訳わからないけど、面白そうだし1週間だけお邪魔させてもらおうかな。

(私結構潔癖だし、アウトドア経験少ないし1週間が限界やな。それ以降のことはまぁ後で考えよう。とりあえずついて行ってみよう。)

と言うことで慌ただしく引っ越しの準備を始める友人と私。

1週間後は山の中のキャンピングカー。

シャワー、あるんかな。。?

つづく。

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