Monkurious, una mona japonesa 21Pasé la época de mis veinte teniendo gran interés en los huertos ecológicos y remedios naturales, desde…
日本と海外 Japan and The World
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Finding your own way日本と海外 Japan and The World未分類畑と食べ物 Food and Farm20代・30代のモヤモヤともがき
序章:「そんなん、おもんないわ。」と、コルドバのオリーブ農園。
by Monkuriousby Monkurious勤めていた会社を辞めるという決断はしたものの、その後の具体的なことは決めていなかった。 退職の翌週に宮古島に行くということ以外は。 スペイン行きのアイデアはずっと頭の中にあったけれど、決めきれずにいた。 ・・・ あっという間に退職の日が来て、新卒から6年半勤めた、大変なこともたくさんあったけど好きだった会社を辞めた。 翌週、宮古島にやって来た。 ・・・ 宮古島には、先に退職してしまったけど、同じ職場でとてもお世話になった一風変わった*先輩が住んでいて、今回久しぶりに会えることになっていた。 (*一風変わった:毎朝1時間半みっちりアシュタンガヨガをしてエッジの向こう側に逝ってから出社。夏場はサーフィン焼けでスーツにガングロ。オーガニック・マクロビオティック食品の輸出入商社だったからか、職場にはヨガや自然を愛する人が多かった。) 久しぶりに会った先輩はまた一段と肩の力が抜けていて、大阪のオフィスビルで働いていたとは思えない穏やかな雰囲気だった。 色んな思い出話や宮古島での住み心地について話した後、「で、どうすんのこれから?」と言われたので、 「ん〜スペインのxxx社(私たちの元取引先)のオリーブ農園覚えてます?あのオリーブ農園の風景が忘れられなくて。そこに住み込みで収穫体験に行って、その後有機農家巡りをしながら1年くらいスペインに住みたいなとか一瞬思いましたけど、まぁそんなのクレイジーだし、 あんまり間空け過ぎずに次の転職先を探した方が無難かなと思ってます。せっかく前職で得た経験とか繋がりとかあるのにスペイン行くからって1年も空けたらもったいないって友達も言うし。あ、あとは知り合いから国内の大学でのMBAも進めてもらったりして、無職の間何もしてないと響き悪いし、MBAなら何か今後役に立つこともあるだろうし。」 先輩は、目を丸くして、 「へ?何それ。そんなん全然おもんないわ。」 と言った。 「うわおもんな。まだ29かそこらやろ?そん時の1年海外行くくらいどうってことないって。行きたいと思った時に行っといた方がええと思うで、知らんけど。 若いんやし、おもろいこと経験した方が身になると思うで。え?29歳の時?スペインのオリーブ農園で収穫してました!ていう方がよっぽどおもろいやん。 やりたいことやったら?なんかがっかりやわ。」…
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Finding your own wayStruggles in 20s and 30s日本と海外 Japan and The World20代・30代のモヤモヤともがき
2020年 素のわたしに戻る1年
by Monkuriousby Monkurious「1年前の今日はイスラエル行きの飛行機に乗っていたのか。」と思うと、やっぱりどう考えても濃い1年だったので、今更ながら2020年の出来事について書き残しておくことにした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2020年、30歳になる年、私はここスペインに(イスラエルは一旦置いといて。)“素の私に戻るリハビリ”、としてやって来た。 出発前の私は、人にどう思われるかとか、こうあるべき、これがフツウ、とかいうものを一生懸命気にして日々を生きていた。 また、「(本当は)〜したいけど、でもxxだし。。」というのが口癖で、日々の小さなことから、人生の大きなことまで、自分が”やってみたいな、こうしたいな”ということに対し、 失敗するの怖いし、(失敗への恐怖心)やったことないし、(未知のことへの恐怖心)今日はめんどくさいし、それなりに今のままでも良いし、(惰性) という言い訳の元、耳を塞いでほったらかしにしてきた。 自分らしくもないし、心の奥底で求めていることを閉じ込める内に、小さいけど重たいモヤモヤが着実に積もり、なんだか長い間本来のワタシを何処かに置いてきぼりにしている感覚になった。そしてこの先ももっとモヤモヤがどんより重たく積もる気がして、えいやでスペイン行きを決めた。 なぜスペインか。 なんとなく、前から行ってみたい国だったから。そう、この”なんとなく〜してみたい。”くらいの感覚でもう一度色んなことに挑戦してみたかった。1年くらい立ち止まっても死ぬわけじゃないし。 ということで、2020年は【自分の心の声に”ちゃんと”耳を澄まし、それに従って日々生きてみる】1年にしようと決めた。 自分のココロが求めるものを辿りながら感じながら、素の自分に戻る1年。まさか、こんなことが起こるなんて、こんな所に行くことになるなんて、の連続の1年になろうとはあの時のわたしは想像だにしなかっただろう。 まずは目次からどうぞ。思い出しながら少しづつ記事を更新していきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【暫定目次】 出発:元取引先のオリーブ農園と「そんなん、おもんないわ。」1月:タラゴナValls 〜スローダウンとCalcotada祭り〜 イスラエル 〜砂漠と戦車とミサイル?浦島太郎とオーガニック農園〜2月:ドイツ 〜久しぶりのBioFach、世界最大の有機商品展示会へプライベートで行ってみた〜 チェコ 〜カナダ時代のルームメイトに9年ぶりに再会するも、、〜 スロバキア 〜思いがけずポカポカ暖かったスロバキアの人々と湯治Days〜3月:アルバセテ 〜ハーブ農園で働く!はずだった。〜4月:タラゴナ…
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vol.2 〜4月 サバイバルスキルを身につける。No Pasa Nada編〜
by Monkuriousby Monkurious4月。 到着後のショックを和らげるため、想像しうる最悪のイメージを一生懸命に思い浮かべていた。「これから野蛮な生活をするのだ、たくましくあれ私!フンフンッ」と眉間にシワを寄せて、縦に横に飛び跳ねる体をシートベルトで押さえつけながら。(乗用車にこの山道は無理やで友よ。) 「ここだよ。」 👀🌱🌸 事前のショック予防・対策がかなり効いたようだ。どう見ても心がほわっとゆるんでしまう素敵なところに見えるのだ。 まず目に飛び込んできたのは、キャラバンの目の前の開けたスペース。きみどり色の葉をつけた細長い木が適度な感覚で生えていて、日当たりが良く、とにかく明るい。木の間をそよ風が通り抜け、空気は澄んでいた。 耳を澄まさずとも川のせせらぎが聞こえてくる。そう、キャラバンからほんの少し降ればすぐ川だった。遠くには360度気高い山々が見渡せて、どこか外界から守られているような感覚がした。 「ここの鳥はね歌うよ。ピーチクパーチクと言う感じじゃなくて。」 🐤🎶🌿 またまた〜と思いながら耳を澄ますと、思わず目を閉じて聞き入ってしまうほど、心地よいさえずりだった。(今まで30年間生きて来て、初めて鳥の泣き声を癒しだと感じた。) 油断するのはまだ早い。お待ちかねのキャラバン車内。 大阪で一人暮らししていた時のベッドよりはるかに大きいベット。食卓兼団欒スペース、作業台、十分な収納スペースと”冷蔵庫”。キャラバンに併設された背の高い広々としたテントの中はキッチンスペースになっていて、DIYが得意な友人が作った木製の可愛らしいキッチン台が置いてあった。 心配しまくっていたトイレは、キャラバンの外の少し離れたところにある小屋みたいなスペース。屋根と骨組は木で作られていて、そこに壁の代わりに大きな布が張られている。まぁもちろんボッ○ンなのだけど、ベニヤ板できれいに作られた箱?椅子?の上に、親しみのあるプラスチックの蓋付き便座が設置されている。座るとちょうど目線が行く小屋上部は窓のように開いていて、遠くの山が眺められる設計になっている。虫除けのため、お香を焚きながら用を足すのですが、清潔感は合格だし、御近所キャンパーさんのトイレと比べても、うちのは結構イケてる方だと思う。(トイレの詳細に文字費やし過ぎ?) なんだか拍子抜けした初日は、荷物運びと一通りの掃除で疲れ果て、さっとパスタを食べて早めに就寝。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あぁ、あと7%で社会とのつながりがなくなる。 翌朝、とうとう携帯の充電が切れた。 友人のキャンピングカーには電気がなかった。 昨日は到着してすぐに友人が太陽の下に置いておいてくれたソーラーライトで夜を過ごした。その日のTo doのスケジューリングを間違うと、日が暮れて作業強制終了となってしまうので、必然的に日の入り時間を気にするようになった。(大阪でオフィス内で働いていた頃は何時に日が落ちるのかなんて1度も気にしたことがなかったな。) キャラバンの”冷蔵庫”もただの保存箱。ということで日持ちしないものは買わないのが暗黙のルールになっている。まぁアイスは食べられないけどそれほど困っていない。日持ちする野菜や食材はどんなものかという知識を身につけた。 電気無しでどうやってこのブログ書いてんねんということだが、幸い御近所さんが太陽光発電を持っているので、電気のお裾分けをしてもらっている。毎日人ん家に充電しにいくのもあれなので、2日か3日に1回のペースにしていて、充電が切れたらしばらくお預けと言った感じで、半強制的にネットダイエットしている。…
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ロックダウンを山奥のキャンピングカーで過ごした話。 vol.1 〜とにかく田舎に行こう編〜
by Monkuriousby Monkurious「今日は書けるムードじゃない。書きたいことあり過ぎてどこから始めたら良いかわからない。暑くなって来て部屋の中に虫が来て集中できない。」、、、ほないつ書くねん!!! と、最初の記事からほぼ更新していなかったあかんたれの私ですが、 長かったコロナウイルス(COVID-19)による外出禁止令も緩和され始め、”新しい通常生活/Nueva Nomalidad”が始められようとしている今、あらためてこのロックダウン期間を振り返ってみた。 で、やっぱりこの スペイン山奥のキャンピングカーで過ごした、 面白過ぎた、今まで以上に充実した、深い学びのある日々。 を書き残しておくべきだ。と思ったので、 外出禁止令が発令された3月14日以降の山奥での話を書きたいと思います。 ・ ・ ・ まずはVol.1。〜3月 とにかく田舎に行こう。編〜 3月15日 翌週から始まるハーブ農園での仕事を前に、新しい町でご機嫌にサイクリングしていたところ、警察に呼び止められる。「家に帰れ、STAY HOMEと。」昨日から外出禁止令が出ていたことを知る。。。それなりに心配していたけれど、まさかここまでとは。。 仕事の話も予定していた滞在先の受け入れの話も白紙になり、この状況でなんとか滞在先を見つけないといけないことに。 で、まず考えたこと。 「とにかく田舎へ行こう」 理由:ワーホリビザあと9ヶ月しかない。→私のワーホリ期間の目的なんだっけ?→有機農家を巡りながら土地土地の食文化とスペイン語を学ぶこと。今後の生き方のアイデアを集めること。→これ今の状況だと不可能なことかな?いや、冷静に考えてそんなことない。→畑のある田舎のお宅を探そう。 幸いにも、前の畑で知り合ったTarragonaの山の上に住む友人宅に居候させてもらえることになり、田舎での自粛生活が始まった。 ・…